さてこのたび、第26回一般社団法人日本神経内視鏡学会を横浜の地で開催させていただくことになりました。本会は、脳神経領域における内視鏡を用いた診断、治療の発展を促進し、広く知識の交流を深めることを目的としております。第26回の学術総会は、東海大学医学部外科学系脳神経外科学領域がお世話をさせていただき、会長職を領域主任教授の松前光紀が務めさせていただきます。本学会は、一般社団法人日本脳神経外科学会のサブスペシャリティー学会に位置づけられ、日本脳神経外科コングレスおよび一般社団法人脳卒中学会ならびに特定非営利活動法人日本脳神経血管内治療学会に次ぐ会員が参加します。一般社団法人日本神経内視鏡学会は早くから技術認定医制度を発足させ、本邦神経内視鏡領域における医師の技術水準の維持に努めており、本学会開催の前日に技術認定医資格取得のための講習会を開催いたします。また本学会の参加は、技術認定医の資格を保持するために必要と定義されております。本学会のメインテーマは、「光の美学」とさせていただきましたが、これは内視鏡が照らし出す術野でより美しくその技術を展開していただくことを意味しております。また「神経内視鏡の技術と安全性の追求」をサブテーマにいたしましたが、これは技術論のみに溺れず常に医療安全を念頭に置いた進歩を遂げるべきとの願いが込められております。これらの目的を達成するために、参加する会員と関連する企業が共通の目標を共有し、有意義な学会が開催できればと考えております。本会ポスターに採用した写真は、小職がハワイ州マウイ島ハレアカラ山の標高3000 M付近より撮影したサンセットの様子です。内視鏡を通した術野の美しさとは異なった、自然が織りなす光の造景に感動しポスターにさせていただきました。

会場は神奈川県横浜みなとみらい地区にあります横浜ベイホテル東急の地下2階全てを使い、参加者が行き来しやすい会場配置にいたします。各種セミナーのほかに、機器展示を充実させこの学会を契機として様々な交流が新しく生まれることを願っております。

本会の開催は木曜日と金曜日開催となり、併設されます技術認定講習会は水曜日となりますのでご注意ください。